Ubuntuのセットアップのメモ〜ノートパソコンで使うときに役立つ機能〜
こんにちは
前の記事でWindowsとUbuntuをデュアルブートするためにLG gramを買ってその感想をテキトーに述べましたが今回はUbuntu 18.04 LTSをノートパソコンで使うときに役立つかもしれない機能とそのインストールについてメモしてみました。私のことなのでクリーンインストールしたい衝動に駆られたときにこの記事は約に立つかもしれません(つまり私の私による私のための記事です)。でもUbuntu 19.04でもうまく使えるかどうかは知りません。しばらくは18.04を使う予定なので。
前の記事
- 日付表示の変更
- Windows側の時間設定変更
- バッテリー関係のソフトウェア
- Debファイルで配布されているソフトウェアのインストール
- Google Drive Ocamlfuseのインストール
- GoogleDriveとフォルダの同期
日付表示の変更
まずは上部のバーの日付表示を変更しておきます。デフォルト表示だとパット日付を確認できなくて困ります。そこで、この記事を参考に変更してみました。
以下のコマンドをTerminalで実行すると月曜日 12:00
(デフォルト)から4月1日(月)12:00
(変更後)のように変更されます。
$ gsettings set org.gnome.desktop.interface clock-show-date true
Windows側の時間設定変更
実はWindowsの時計はGMTなのに対してUbuntuはUTCのようです。これのせいで両OSを行き来すると時間がめちゃくちゃなことになります。自動的に時間合わせをさせるにしてももちろんオフラインではやってくれません。そこでこの記事を参考にWindowsの時計をUTCに変更しました。
まずはWindowsのコマンドプロントを管理者権限で開きます。
続いて以下のコマンドを実行します。
> reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\TimeZoneInformation" /v RealTimeIsUniversal /d 1 /t REG_DWORD /f
最後に再起動して終了です。
バッテリー関係のソフトウェア
はじめはバッテリー関係のソフトウェアを入れていませんでしたのでバッテリーの減りがだいぶ早かったです(60%開始で3時間程度だったような)。それもそのはずで、普通はパソコン出荷時にバッテリーを消費を最適化するソフトウェアがインストールされているからです(無論Windows側にはインストールされているのでバッテリーは長持ちします)。そこでPowerTOPとTLPをインストールしました。方法は以下のページで詳しく解説されているので説明しません。実行したコマンドだけ記しておきます。※コマンドの意味は以下のページで確認してください。
PowerTOPのインストール
$ sudo apt-get install powertop $ sudo powertop #起動 # Tabで画面切り替え # Overviewの一番上にパソコン全体の消費電力が表示 # Tunables: 各項目が最適化されているかbad goodで表示 # Escキーで抜ける $ sudo powertop --auto-tune # 一括でgoodに変更
TLPのインストール
$ sudo add-apt-repository ppa:linrunner/tlp $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install tlp tlp-rdw $ sudo tlp start
Debファイルで配布されているソフトウェアのインストール
GoogleChromeなどLinux用のソフトウェアはDebファイルで転がっていることが多いような気がします。そのようなソフトウェアはダウンロードしたあと以下のコマンドでインストールします。
$ sudo dpkg -i ファイル名.deb
Google Drive Ocamlfuseのインストール
私はファイルをオンラインのストレージに同期したい派です。同期しておけば、パソコン自体に何かあってもすぐに取り出せるし、いろんな端末からファイルにアクセスできるからです。そこでGoogleDriveを使えるようにします。一つの方法はUbuntuの機能のオンラインアカウントから設定してしまうことです。そうすれば、GoogleDriveが使えるようになります。しかし、この方法だと読み込みが遅い上にコマンドラインからのアクセスが困難です(何かしらの方法があるとは思いますが)。一方でGoogleDriveOcamlfuseを使う方法があります。こっちなら上記のような問題点はありませんでした。他にもGdriveなどためしてみましたがOcamlfuseが一番快適でした。そこでこれをインストールしました。
まずはOcamlfuseをインストールします。
$ sudo add-apt-repository ppa:alessandro-strada/ppa $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install google-drive-ocamlfuse
Googleアカウントでログインします。これを実行するとログイン画面に飛びます。
$ google-drive-ocamlfuse
次にGoogledriveのディレクトリを作成します。
$ mkdir ~/googledrive
最後にこれを実行するとディレクトリからアクセスできるようになります。
$ google-drive-ocamlfuse ~/googledrive
このままだとUbuntuを起動するたびに上にコマンドを実行しなければならないので自動で読み込むように設定します。まずこれを実行します。
$ gnome-session-properties
すると設定画面が開くので追加
を押してコマンド欄
に以下を入力します。
google-drive-ocamlfuse /home/ユーザー/googledrive
これで自動的にGoogleDriveを読み込むようになります。
参考:https://github.com/astrada/google-drive-ocamlfuse/wiki
GoogleDriveとフォルダの同期
ココまでではオンライン状態でしかGoogledriveを利用できません。そこでrsync
を使ってパソコン内のフォルダと同期したいと思います。以下のページが参考になりました。
【注意】rsync
の使い方を理解してからやってください。重要なデータが完全に消えることがあります。ココでは私が使っているコードを個人的なメモとして貼り付けているだけですので使い方の詳細はインターネット等で検索して調べてください。筆者は以下に記した内容により生じた、いかなる事故・データの消失についても責任を負いかねますのでご了承ください。
まずはGoogleDriveからファイルをダウンロードします(初回のみ)。
$ rsync -avhn /home/ユーザー/googledrive /home/ユーザー/Documents # nオプションで実行せずに挙動のみを確認します。 $ rsync -avh /home/ユーザー/googledrive /home/ユーザー/Documents # nオプションを外して実行します。
以下はGoogleDriveからダウンロードする場合です。はじめに挙動を確認しています。また、削除されるのが恐ろしいのでゴミ箱のような役割をするフォルダも作っています。
$ rsync -avhn --backup-dir="../MyDoc_deleted_changed-$(date +%Y%m%d-%H%M%S)" /home/ユーザー/googledrive/ /home/ユーザー/Documents/googledrive $ rsync -avh --backup-dir="../MyDoc_deleted_changed-$(date +%Y%m%d-%H%M%S)" /home/ユーザー/googledrive/ /home/ユーザー/Documents/googledrive
こちらはGoogleDriveへアップロードする場合です。
$ rsync -avhn --delete --backup-dir="../MyDoc_deleted_changed-$(date +%Y%m%d-%H%M%S)" /home/ユーザー/Documents/googledrive/ /home/ユーザー/googledrive $ rsync -avh --delete --backup-dir="../MyDoc_deleted_changed-$(date +%Y%m%d-%H%M%S)" /home/ユーザー/Documents/googledrive/ /home/ユーザー/googledrive
上記のコマンドは参考程度にしてください(コピペはおすすめしません)。また、実行するときは必ず-n
オプションではじめに挙動のみを確認してください。
私は挙動が怖いのでしばらくは上記のコマンドで手動同期する予定です。慣れてたら、自動で同期するように設定したいと思っています。