「喰う・書く・逃げる」に棲む処

 動物に関するデータ分析者のブログです

猫の惑星〜ねこは地球の真の支配者!?〜

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フリー写真素材ぱくたそ

こんにちは

今回は初めて本のレビューを書いてみたいと思います。今回読んだのは「猫はこうして地球を征服した: 人の脳からインターネット、生態系まで」という本です。

猫はこうして地球を征服した: 人の脳からインターネット、生態系まで

猫はこうして地球を征服した: 人の脳からインターネット、生態系まで

皆さんは猫派でしょうか、それとも犬派でしょうか。私は猫派です。将来的には猫を飼いたいとも思っています。それに野良猫も大好きです。はじめ、この本を手にしたとき「あ、猫だ!」という軽い気持ちで読み始めました。しかし、読み進めるにしたがって猫の衝撃的事実が次々と目に飛び込んで来ました。この本はかわいい顔して相当ヤバイ猫の実態、猫愛好家なら発狂してしまう、そういった内容が書かれている本です。

※少しネタバレを含みますのでご注意ください。

本の冒頭にも書かれていますが、著者の方は家族共々相当な猫愛好家です。著者の方もこの本の出版に対して家族から猛抗議を受けたようです。それでも、出版していただけたおかげで猫のヤバイ側面を知ることができました。

猫の危険性

危険度MAXのヤバイ点は生態系を破壊していることです。猫は人間から美味しい食べ物を与えれることが多いので食べ物に困ることは少ないですが、それでも狩猟本能が健在のようです。そのおかげで捕食するわけでもないのに野生生物を仕留めて、一部は絶滅に追い込まれたようです。

次いでヤバイ点がネズミ並の繁殖力です。多頭飼育崩壊などが一時期話題になっていたような気がしますが、ネズミ並の繁殖力を持つなら納得の話ですね。生態系を破壊している点に関連しますが、オーストラリアでは固有種が猫のせいで絶滅の危機に瀕しているようです。そこで猫の駆除を試みたようですが、駆除しても駆除してもすぐに繁殖して増えるので減らないようです。

他にもヤバイ点がありますが、私が3番目にヤバイと思う点のがインターネットですね。Googleで「猫」と検索するだけで画像や動画が溢れ出てきますね。そして猫を愛でてしまう。もはや我々は猫のマインドコントロールにかかっているようです。

猫の飼育は生物多様性の脅威になるかも

はじめにも書きましたが私は猫を飼いたいです。猫の予想外の行動は人間の創造的な活動に役立つというような意見を持つ方もいらっしゃいます。しかし、飼うときは細心の注意を払う必要があるようにこの本を読んで思いました。かわいそうだから去勢しないとか、飼いきれなくなったから逃がすとか、もはや論外ですね。猫を飼うことは生物多様性を脅かすということを頭の中に入れておく必要があるようです。